団員の数より親父の数多くね、コワイ。
みんな暇なのか、
それとも家より心地いいのか、
それともそれともメタボ解消のためか、なぜか親父の数が多い。
冷静に考えると、
何か後ろめたさがあると親父は張り切るものだが(2016年度調査、対象者2名、太白区富沢在住1名、袋原在住1名)
現場にいた参加者の1人 Oさん(仮名、40歳後半、唐揚げ好き)に聞いてみた。
Q.なぜ参加するの?
A.ファイヤーズが好きだから
Q.本当はなにか後ろめたさでもあるの?
A.別に…
彼の表情が一瞬硬くなったのを見逃さなかった。
わたしは質問を続けた。
Q.本当はなんかあるんでしょう?
A.・・・
クロだ。
この後彼は泣き崩れた。
よほど何かに怯えていたのだろう、足の膝から下が、ハイジに出てくるユキちゃんが生まれた時のように小さく震えていた。
私は彼の結んだ髪の毛に手をやった。
もういいんだよ。
私はこれまで何人もの同じような人を救ってきた。だからこそ、固く閉ざそうとする心の扉の開け方を知っているつもりだ。
彼は来週の練習に顔をだすだろうか?
私は実は
彼は練習に来ると思う。
『ファイヤーズが好きだから』と言ったの時の彼の目は
透き通り
まるで
純真な少年のような目をしていたからだ。
私は
エージェントにこう伝えた。
「私たちは世の中を変えるのではない、人の心の中の淀みを変えるのだ」
そんな中今また私の妖怪ウォッチ(サニーランドで買ってもらった)が次のクライアントを映し出した。
またファイヤーズの親父のようだ。レシーブがどうしてもボクサーパンチ🤛になってしまう男性のようだ(仮名A、30歳後半、唐揚げ好き)
私の時計は止まらない。
月島蛍
IMF…