私たちのチームはその指導方針に共感したお家の子供達が市内各地から集まっているため練習は基本的に土日のみとなり必然的に練習量が少なくなります。
タレントこそ全てというスポ少が多い中、練習量が少ないうちは正直全く歯が立たない試合も少なくありません。
そんなFIRESですが、子供達または親たちはいつもニコニコなんです。
なぜでしょう?
それは、試合にみんな出れるからなんです。
もちろん、拮抗した試合では調子の良い子が連続で出場することもありますが、ほとんどの試合で、登録選手全員がコートに立ちます。
誰が失敗しようと、イライラする子供も居なければ、がっかりする親も居ません。
もちろん子供達は負けると悔しそうです。
でも日が経つにつれ、子供達が変わっていくのを目の当たりにすることになります。
実は試合で負けても、次は勝つんだと湧き出てくる個々の芽みたいなものがポッポッと現れます。
私が二年前に初めてこのチームの練習風景を見学させていただいた時に感じたこと、またそのあとたくさんの他のチームを見させていただいた時に気付いたこと、たくさんあるのですが、これぞ!と結論が出たことはひとつ。
それは「考える力」が全く違うということでした。
簡単に言えば、指導者が不在でも、六年生が中心になり素晴らしい内容の練習を実に効率よく考えながらこなします。
物事についての考え方も誰かに聞いたような言葉を羅列することは無く、自分の言葉で話す子が非常に多いです。
下の子たちもそんな環境で育つからまた次の下の子に自分で考えることを促したりもします。
また、上級生が絶対という雰囲気もありません。もちろん上級生が素晴らしいからですが。
これらは一朝一夕には真似できないと思います。
昨年もたくさんの先輩方にお会いする機会がありましたが、一人として会釈、「ありがとうございます」が言えない子がいませんでした。
ほんとこの子たちが大人になっていくのが今から楽しみです。
今日は病み上がりなので遠慮して外にいました。寒。今度はB型か!